- 誰も知らない ― 岬町こと始め ⑥  2017/06/14 16:46
建築開始からほぼ半年を経て、いすみ市岬町の書庫兼書斎が完成した。晩秋にT建築会社から完成引渡を受けると、東京から月1回は週末、現地に赴き「設営」を始める。先ずは電気、ガス、水道、そして最小限の家電...
- 僻地のヘソ ー 岬町こと始め ⑤  2017/06/13 21:42
この地は夷隅川の蛇行によって浸食された低い丘に囲まれた盆地が内陸に向けて伸びている。その寿司屋の主人によれば、平坦な田圃道がいつまでも続くので、学生や社会人の陸上部の長距離練習コースとして使われ...
- 「月に吠える」― 岬町こと始め ④  2017/06/13 20:44
さて、余り金を掛けずに書庫兼書斎をどのように建てるか。まず相談したのは高校時代の友人、建築学科を出てゼネコンに勤務する一級建築士である。本当は図面でも引いてもらえないかという下心があってわざわざ...
- 竹林の風 ― 岬町こと始め ③  2017/06/11 20:52
亡父は何故この竹林の土地を購ったのだろう。父が逝って以降の13年間を含む35年間、僅かの対価を支払い、この土地を分譲したN不動産にその維持・管理を委託してきた。東西に細長い80 坪の土地は周囲を竹林に囲...
- 行き場のない土地 ― 岬町こと始め ②  2017/06/11 08:27
十三年前に父は逝き、行き場のなくなった外房の竹林が相続財産として遺された。 私は一人っ子なので、実家とこの土地を母とニ分の一づつ相続登記した。私自身も数年後に定年を迎える身となり、それなりに身辺...