- されどわれらが日々 (2) ― 懲役36年の後始末 ③  2019/03/28 15:15
ハローワークの求人票をつらつらと眺めながら、自分なりに決意した求職活動にあたっての基本方針は以下の二つだ。一つは、36年間私企業に勤めてきたのだから小規模でも公益に貢献する法人にターゲットを絞り、...
- されどわれらが日々 (1) ― 懲役36年の後始末 ②  2019/03/03 05:12
定年退職の月、人事部の給与担当者から一対一で退職手続きの説明を受ける。子会社の管理担当者として社員の採用・退職の手続きを踏んできた経験から、その説明は概ね既視感に近いものだったのだが、ふと、かね...
- 6ヶ月プラス10ヶ月の迷路 ― 懲役36年の後始末 ①  2019/02/23 23:23
袴田巖は48年間を刑務所で暮らした。死刑が確定して34年間、明日をも知れぬ己が命と向き合い続けた日々は、ボクシングで鍛えた強靭な精神をも蝕むこととなった。36年間というのは、私が社会人(…ということは現...
- 風景の中の作家・風景の中の作品  2018/05/27 07:11
障子あけて置く海も暮れ切る 自由律俳句の尾崎放哉の一句。東京帝大を出て保険会社の管理職にありながら酒で身を持ち崩し、会社、親族や妻を捨て放浪した挙句、極貧の中、小豆島の寺男として結核に...
- そしてラジオな日々  2018/04/07 20:58
住まいといすみ市岬町の書圃との二重生活を始めて二度目の冬を越した。会社勤めの間は金曜日か月曜日に休みを取るか、週末の連休に一日加えて、二泊三日、三泊四日と慌ただしく往き帰りしたものだが、昨秋にフ...