- 則天と悔恨 (2) ― 懲役36年の後始末 ⑧  2019/06/11 18:31
もうひとつ社会人として大きな影響を受けたのが、このイベント・セクション時代の上司であった。経理の落ちこぼれに過ぎない私に対してさえ、部下の美点を最大限に引き出すべく接してくれた。この上司も高卒だ...
- 則天と悔恨 (1) ― 懲役36年の後始末 ⑦  2019/06/10 20:50
本シリーズ「喫水線を下げよ!(1)」に記したような幸運に恵まれ、入社した広告会社での36年間の「懲役」は決して順風満帆ではなかった。初任は経理。広告会社に入社して誰が経理配属を希望するだろう。実は、広...
- 喪われた記憶 ― 懲役36年の後始末 ⑥  2019/04/09 22:30
サラリーマン人生における最大の挫折を経験した時、私は47歳を迎えていた(その事はまた後に詳しく述べることになるだろう)。目くるめく様々な転機を迎え、人生の帳尻を合わせるかの如く二度目の海外転勤の機...
- 喫水線を下げよ!(2) ― 懲役36年の後始末 ⑤  2019/03/29 13:23
二度に亘る海外勤務と42歳以降の激務は着実に身体を蝕んでいた、と思う。慢性腎臓病は腎臓の濾過装置が目詰まりを起こすもので、現状の医療技術では回復できない。進行を止める対処療法だけである。その引き金...
- 喫水線を下げよ!(1) ― 懲役36年の後始末 ④  2019/03/29 10:26
大学3年の暮近く、母の長期入院で父との二人だけの生活になったのが契機となって、一人暮らしを決意した。ある晩のこと、理由さえよく覚えていないが、つまらぬ事で父と殴り合いの喧嘩になったのだ。翌年の春...