- 精進とご利益―堀之内古道を歩く  2013/05/18 07:24
「優しいサヨク」であった筈の父は、晩年敬虔な浄土宗門徒となった。(そう言えば、島田雅彦は父の学部の後輩にあたる…)これには、早稲田夏目坂上・来迎寺の林純教住職との出会いが大きな役割を果たしている。...
- 「川」からの贈りもの  2013/05/06 06:05
光溢れる立夏の昼下り、桃園川緑道を歩く。 桃園川は、杉並・天沼の弁天池を水源に東流し中野・末広橋で神田川に合流するほぼ6キロに亘る小河川だった。神田川同様、近隣の宅地化に伴う護岸化により大雨の際の...
- ドレスデン百物語  2013/05/01 21:49
腕時計を巡る時間の旅に浸っている内に、糸を手繰るように忘れえぬ街、ドレスデンの記憶が走馬灯の如く蘇った。様々な街を旅したが、死に際にもう一度訪ねたい場所は、と問われれば、間違いなくドレスデン、と...
- 時計の中の時間  2013/05/01 05:21
手元に壊れかけたひとつの腕時計がある。文字盤には、Glashuetteと記されている。これは、ドイツ駐在の際、ドレスデンのある小さな時計屋で買い求めたもの。それは、めったに聴くことのできない、Andreas Schol...
- 川面の桜、桜道、露地桜  2013/03/30 06:42
中野がこれ程桜の多い街とは思わなかった。いや、中野に限らず、杉並だろうが練馬であろうが、ましてや三多摩だろうが、この季節になると「街にこれほどの桜があるとは」…と、誰もが思うに違いない。日頃自然に...